野菜栽培Q&A プランター栽培
基本的にはどんな野菜の栽培も可能ですが、難易度には大きな差があります。
生育期間の短い小松菜、ほうれんそう、小ネギ、二十日大根などは容易ですが、生育期間が長く、根張りの広い作物はそれなりの技術が要求されます。
生育期間の短い小松菜、ほうれんそう、小ネギ、二十日大根などは容易ですが、生育期間が長く、根張りの広い作物はそれなりの技術が要求されます。
マンションベランダの環境やプランター栽培では次の状況が考えられます。
○ 日陰時間が長く、雨が降らない(乾燥状態)
○ プランターなので根が張れる範囲が狭い
○ 畑より土量が極端に少ないので養分の貯蔵能力小さく、土が乾燥しやすい
○ かん水回数が多くなるで肥料は流亡、土が固まり易い
○ 日陰時間が長く、雨が降らない(乾燥状態)
○ プランターなので根が張れる範囲が狭い
○ 畑より土量が極端に少ないので養分の貯蔵能力小さく、土が乾燥しやすい
○ かん水回数が多くなるで肥料は流亡、土が固まり易い
対策としてのコツは次のとおりです。
○ 市販の肥料入り培養土(排水性良い)を使用する。
○ こまめなかん水に努める(夏場は毎日かん水)
○ 生育1か月頃より時々追肥(かん水と兼ねて液肥で追肥)
○ 市販の肥料入り培養土(排水性良い)を使用する。
○ こまめなかん水に努める(夏場は毎日かん水)
○ 生育1か月頃より時々追肥(かん水と兼ねて液肥で追肥)
一般に、生育期間が長く、栄養生長と生殖生長を同時並行で行う、根域の広い、または深い果菜類はプランターでは、生育のコントロールが難しく、栽培は難しい分野に入ります。しかし、作物の特徴を良く知り、作物に合った管理を行えば栽培は可能です。プランター栽培で失敗する要因は「かん水不足」に由来する様様な障害によるものが大きいです。
以下の点に留意しましょう。
- 最初は比較的容易な葉菜類に挑戦しましょう。果菜類では土の量を多く出来るように、底の深い大きなプランターを用意します。(なす、トマトで1株当たり25~30ℓの園芸培土が必要)
- かん水をこまめに行います。小さなプランターでは夏場であれば朝夕2回のかん水が必要です。大きなプランターの場合でも毎朝のかん水が必要です。トマトやピーマンの場合、水分不足による石灰吸収障害で「尻腐れ果」が発生し易くなります。
- 施肥量は標準施肥量を1株当たりに換算して(㎡当たりの約1/3)を土に混ぜ、苦土石灰を1株当たり30g程度混和します。肥料のやり過ぎでも「尻腐れ果」の原因となりますので施肥量には注意が必要です。
- トマトの場合、長い支柱が必要です。定植時に同時に立てますが、風でプランター毎倒れる心配があります。支柱を支える金具付きのプランターがお奨めです。
次のことに留意されてチャレンジしてみてください。
1.どんな野菜を栽培したらよいか。
・生育期間が短く、低草丈、葉菜類が比較的簡単です。
例:小松菜、小ネギ、パセリ、バジル、サンチュ等
※ミニトマトも可能ですが、支柱が必要なので防風対策が必要です。
※ホウレンソウを栽培する場合は、夜間、室内の明かり漏れが花芽形成の原因となるので注意。
2.ベランダの栽培環境
・日影時間が長く(日照不足)、雨が降らない(乾燥)。
・根が張れる範囲が狭い(プランター内に限定)。
・土量が極端に少ない(環境条件影響大)。
・多かん水で肥料流亡、土が固まる。
3.栽培する上での留意点
・市販の肥料入り培養土を使用。
・こまめなかん水(夏場は毎日)、新聞紙マルチ等で乾燥防止。
・生育1ヵ月頃より時々追肥(かん水兼ねた液肥便利)。
・風でひっくり返される心配があるので注意(特に支柱栽培)。